洗濯機の現在の世界シェアNo.1のメーカはHaier(ハイアール)です。
世界的に最も売れている洗濯機のメーカですが、圧倒的な品質を誇る日本の家電メーカーユーザーだった方はハイアールの洗濯機の購入に抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
「故障しやすいのでは?」、「海外メーカだからサポートなどの面で不安」という声をよく耳にします。
今回は年間1000台以上の中古洗濯機を販売するリサイクルショップブンダバーがHaier(ハイアール)洗濯機は本当に壊れやすいのかを記事にしていきたいと思います。
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Haier(ハイアール)洗濯機は壊れやすいのか
結論から言いますと当店の販売統計上、国内メーカの洗濯機に比べると壊れやすいです。
これは元々本体価格が違うので、ある程度仕方のないことだと思います。
例えばPanasonic5Kg洗濯機とHaier4.2Kg洗濯機では売価は2倍近くPanasonicの方が高いです。
車で例えるとSUVと軽自動車くらい違ってくるので、製品や耐久性では敵うはずもありません。
ただしハイアール洗濯機の魅力は何といってもその安さとデザインのスタイリッシュさ、そしてどんな場所にも設置が可能なコンパクトさです。
古い物件で二層式洗濯機しか置けない洗濯機置き場でも設置が可能な53㎝幅の洗濯機です。
Haier(ハイアール)洗濯機の故障の原因は
ハイアール洗濯機の故障の原因で最も多いのは洗濯物の「詰め込みすぎ」による安全装置の破損です。
Haier(ハイアール)洗濯機は見ての通り、かなりスリムです。
画像の洗濯機は4.5Kgサイズとなりますが、国内メーカの洗濯機と比べると本当に4.5Kgもの洗濯物を洗えるのかというサイズ感です。
国内メジャーメーカのパナソニックや日立の洗濯機の特徴はイレギュラーに対してとても強いことが挙げられます。
5Kg洗濯機に7Kgの洗濯物を入れても通常通り動作するのが日本製です。
日本人はこうしたメーカーの品質の強さに慣れすぎている傾向があります。
Haier(ハイアール)洗濯機の故障の原因となるパーツ
Haier(ハイアール)洗濯機の故障で圧倒的に多いのは安全装置の破損です。
洗濯槽と洗濯機の隙間をのぞき込むと金属バーが見えると思います。これが安全装置です。
安全装置は洗濯槽の傾きを検知して動作を止める役割を持っています。
洗濯物が多すぎたり、片寄っていたりして洗濯槽が大きく動きこのバーに接触すると回路が切れて強制停止するようになっています。
安全装置は洗濯槽が片寄ったまま回り続けることで起こる摩擦熱による火災や、洗濯機自体が動いて壁にぶつかるといった事故を防止するためのとても大切なパーツです。
洗濯物は少量でもベランダで使用されていて水平を取って設置していないケースでは安全装置に洗濯槽が当たり、脱水ができないケースがよくあります。
ベランダは水捌けが良いようにある程度傾いていますから、洗濯機の設置ではゴムシートを挟むなどして必ず水平に設置しなくてはなりません。
Haier(ハイアール)洗濯機の故障で多い症状
ハイアールの洗濯機で最も多い故障は洗濯物の詰め込みすぎによる洗濯槽のブレが原因で、強い衝撃が安全装置に加わることによる「安全装置自体の破損」です。
Haierの洗濯機の「安全装置」は非常に脆く、強めの衝撃を受けると(洗濯槽が大きく動き安全装置に接触する)簡単に破損してしまいます。
具体的にはバーが折れてしまう、安全装置自体が本体から飛び出すといった感じです。
すると、安全装置の回路は遮断されたままとなりますので、洗濯機は片寄っていると勘違いして、すすぎの際は何度も水を入れて洗濯物を水平にしようとします。
脱水の際は脱水が始まる前にエラーが表示されて動作停止します。エラー内容は洗濯物の片寄り系の内容です。
国内メジャーメーカの洗濯機では多少の洗濯物の容量オーバーでも安全装置に当たるまで洗濯槽がブレることもなく、安全装置にかなりの衝撃が加わったとしても安全装置自体が破損することは稀です。
Haier(ハイアール)洗濯機は壊れやすいのか まとめ
Haier(ハイアール)製洗濯機は洗濯容量をしっかり守ること、きちんとした水平環境で使用することで故障率はぐんと下がります。
パーツは国内メジャーメーカのように頑丈ではないことを頭に入れて、やや慎重に扱うことが大切です。
前述したようにハイアールは洗濯機世界シェアではNo.1企業です。
普通に使う分には問題はない洗濯機ですが、国内メーカのような頑丈性はないのでHaier(ハイアール)洗濯機を購入予定の方は是非本記事を参考にされて下さい。
今回の記事は福岡で洗濯機買取のブンダバーでした。