エアコン

エアコンパネルカバーのツメ折れの修復・修理方法

エアコンのカバーのツメ折れの修理

今回の記事ではエアコンでよくあるフロントパネルカバーのツメが折れてしまった際の修理・修復方法を解説したいと思います。

エアコンのパネルカバーはネットサイトなどでパーツで購入することもできますが、高いものは1万円を超える価格となるため、なるべくなら自身で直したいですね。

今回の記事では特別な工具や労力を必要としない方法で簡単に修理ができますのでぜひ参考にされて下さい。

エアコンのカバーの爪が折れてしまった場合

パナソニックエアコンのツメ折れ

エアコンのフィルター掃除の際などにカバーがうまく閉まらず、もしくは取り外せずに力を入れすぎると画像のように爪が折れてしまいます。

エアコンのカバーのプラスチック素材は非常にしなる上、接着面積が小さいためツメの部分は折れてしまうと通常の接着剤では接着することはできても同じ接合部から何度も折れてしまいます。

今回はパナソニックのエアコンのパネルカバーの爪折れの修復を行っていきます。

今回は左右両方とも折れてしまい、片方は2ピースに割れてしまっています。修復は難しそうですが問題ありません。

それではやっていきましょう!

今回必要となる工具は以下のものです。

やすり・アロンアルファ・ハサミ キッチンペーパー
  • 先が細いヤスリ
  • アロンアルファ
  • ハサミ
  • キッチンペーパー

エアコンカバーの爪を仮接着する

エアコンフロントパネルの折れたツメ

まずは折れてしまったツメを用意します。
ツメとカバーの折れた断面をアロンアルファで接着します。

仮止めのツメ

この状態では一応接着していますが、エアコンに取り付けると強度が足らずすぐに折れてしまいます。接着面積が小さく接着強度が不十分です。

エアコンカバーの爪折れの補強にはキッチンペーパーを使う

キッチンペーパーをカット

今回の修復方法では接着剤で仮止めした接合面に包帯を巻くようにキッチンペーパーを巻いていきます。大きさは接着面に合った大きさにカットします。画像では縦1㎝位・長さ5㎝位です。

キッチンペーパーの先をアロンアルファで貼る

先ほどのカットしたキッチンペーパーの先をアロンアルファを染み込ませ、折れた部分に固定します。

通常アロンアルファは乾いた接着部に上塗してもなかなか固まりませんがキッチンペーパーに染み込ませることで簡単に破損個所に接着ができます。

(エアコンパネルのツメ折れ修理)アロンアルファの上塗り

キッチンペーパーをぐるっと巻きながらアロンアルファを染み込ませていきます。この時ぶわつきがないようにキッチンペーパーを引っ張りながら破損個所にしっかり張り付けていきます。
ヤスリの先やピンセットなど使うと便利です。

(エアコンパネルのツメ折れ修理)キッチンペーパーを巻く

巻きながらこまめにキッチンペーパにアロンアルファしっかり染み込ませ、キッチンペーパーとツメの部分が一つの固体となるようにしっかり接着していきましょう。
こうすることでかなりの強度になります。

エアコンのカバーの爪の修理(反対側の爪)

次に反対側の折れたツメがさらに割れた2ピースの修復も行っていきます。

(エアコンパネルのツメ折れ修理)反対側

さすがに2ピースは難しいと思われがちですが要領は一緒です。こちらも簡単に修復ができます。

やっていきましょう!

(エアコンパネルのツメ折れ修理)3

反対側と同じようにまずは根元も部分を仮で接着します。

(エアコンパネルのツメ折れ修理)4

根元の接着が終わったら、小さくカットしたキッチンペーパーをアロンアルファで貼り付け、さらに強度を作ります。

(エアコンパネルのツメ折れ修理)5

強度が出たら同じようにカットしたキッチンペーパーを包帯のように巻きながらアロンアルファで固定していきます。

強度が出たらもう1ピースを同じように隙間にはめて仮接着、カットしたキッチンペーパーの順で固定していきます。

(エアコンパネルのツメ折れ修理)6
(エアコンパネルのツメ折れ修理)7

最後にヤスリで成形する

(エアコンパネルのツメ折れ修理)8

強度を出したい箇所はさらにキッチンペーパーの包帯を巻いて強度を出します。
厚みがでるので、うまく本体にはまらない場合はヤスリの先で必要な部分を削ってエアコン室内機に取り付けます。

エアコンのカバーのツメ折れの修理・修復 完成

(エアコンパネルのツメ折れ修理)9

しっかり強度が出たツメは本体に取り付けるときに力が加わっても折れることはありません。

実はこの修復方法は他のプラスチックの破損個所にも使えるのでかなり便利です。

プラスチックの亀裂が原因の洗濯機パーツの水漏れ修理などにも使えます。

今回のエアコンのカバーは新品を取り寄せるとかなりの出費となりますので是非同様の修理をお考えの方は参考にされて下さい。

今回の記事:福岡のリサイクルショップ・ブンダバー