みなさんこんにちは。福岡の生活家電専門リサイクルショップ・ブンダバーです。
実はコロナ渦の現在、ドラム式洗濯機の故障が急増している事実をご存じでしょうか?
一見コロナウイルスとドラム式洗濯機の故障は何の因果関係もないように思えますが実はコロナと密接に関りのある意外な物が原因でドラム式洗濯機の不具合が多発しています。
今回も当店で販売した保証期間内のドラム式洗濯機の不具合のご相談を受け、お客様宅にお伺いしメンテナンスさせて頂きました。
実はコロナ渦になってからこのような相談が急増しています。
今回はドラム式洗濯機の乾燥ができない(水分が多く乾いていない)という症状。
通常ドラム式洗濯機の乾燥不良の原因としてはヒートポンプユニットやヒーターが疑わしいのですが、今回はあるの物が原因でした。
その原因を取り除くことで簡単に修理と予防ができるのでぜひ参考に。
Contents
コロナ渦でのドラム式洗濯機の故障の原因
今回はパナソニックのドラム式洗濯機6Kg/3Kgのドラム式洗濯機で乾燥ができないという症状でした。
別の記事でも書いたのですがパナソニックのドラム式洗濯機ではヒートポンプユニットが原因で衣類を乾かしきれないという不具合がよくあります。
しかし今回の症状はドラム式洗濯機のドラム内に水が残っている症状で乾燥した後でドラム洗濯槽内は高温なのに中に水分がしっかり残っており衣類が湿っているという症状でした。
このケースで考えられるのは水の排出が上手くいっていないケースです。
さっそくドラム式洗濯機を運び出しひっくり返して排水経路を点検してみました。
コロナ渦で多発のドラム式洗濯機の故障の原因を探ってみる
ドラム式洗濯機の排水経路は画像のようになってます。
矢印のようにドラム内の排水が排水経路を流れていき、その途中にある排水弁という弁が排水の経路の開閉を制御しています。
今回はその排水弁を取り外して中を覗いてみました。
排水弁を取り出し、配管の中を覗いてみると灰色の何かが見えます。
さらにアップしてみると確かに布のようなものが確認できます。
コロナ渦で多発するドラム式洗濯機の故障の原因はマスク
今回のPanasonicドラム式洗濯機の故障はこの「洗えるマスク」が排水経路詰まっていたことが原因です。
しかも一枚ではなく、3枚も4枚も出てきました。
以前の記事でも書いたのですが、ドラム式洗濯機の内部にはカードや自転車の鍵など薄い物が入り込むことがあります。
今回のケースでは洗えるマスクが入り込み排水経路を塞いでしまい、水が流れにくくなってドラム式洗濯機内に水が残っていたことが乾燥不良の原因です。
最近多発するドラム式洗濯機の排水経路の不具合はコロナ渦になって急増しています。
理由はコロナ渦以前はマスクは通常使い捨てが一般的であって、洗えるマスクが使われるようになったのはコロナが流行しだした2020年以降になってからだからです。
マスクが原因のドラム式洗濯機の故障の予防と対策
対策としては一番はマスクは洗濯ネットに入れてまとめて洗うことです。
洗濯ネットの大きさと厚みが出ればドラム式洗濯機のドラムから内部の洗濯槽に入り込むことはありません。
また、洗濯容量をオーバーして洗濯物を詰め込みすぎ圧力をかけることで洗濯機の内部に異物が入り込むことがありますので洗濯容量はしっかりと守りましょう。
【コロナ渦で急増!】ドラム式洗濯機の故障 まとめ
今回のドラム式洗濯機の不具合の原因は「マスク」でした。
当たり前に洗濯されているものですが、コロナ渦特有のドラム式洗濯機を故障させる原因となるものです。これからお洗濯時は気を付けて洗いましょう。
万が一ドラム式洗濯機にマスクが詰まってしまい分解して取り出す際は、ドラム式洗濯機はかなり重たいのでプロにお任せするのが一番です。
コロナ渦でのドラム式洗濯機のマスク詰まりの一番の対策は「洗濯ネット」にマスクをまとめて入れてお洗濯することです。
今やコロナで当たり前となったマスク、お洗濯の際は慎重に扱いましょう。