今回は富士通ゼネラルのZSシリーズエアコンのAS-ZS40F2を分解清掃していきたいと思います。
このタイプのエアコンは難易度的にはかなり高い方で、綺麗にお掃除ユニット部分を取り外せるか重要なポイントです。
それではやっていきましょう。
まず、フロントパネルを外し、続いてフィルターとダストボックスを取り外します。
側面と本体パネルは数点ビスで止まっているだけです。外していきます。
表面パネルを外すと基盤や内部のパーツがたくさんあります。
ここがメインの基盤部分になります。
本体右上にも小さな基盤があります。
基盤カバーを外すと写真のようにたくさんの配線とカプラーが見えます。
分解清掃の最終的な目標は一番奥にあるアルミフィンとローラーを高圧洗浄機で丸洗いすることです。
アルミフィンの上にあるロボットクリーナーユニット一式はできるだけ形を残したまま取り外します。理由は組み上げるとき少しでも楽になるようにです。
分解の手間が多すぎると組み上げる際に失敗する可能性が高くなります。
そしてこのお掃除クリーナーのユニット一式を外す際に基盤と繋がっている全ての配線のカプラーを外す必要があります。
基盤から本体に入り込んでいる配線は全て外します。
上の基盤も同様に外していきます。
外す際にひっかかるアース線なども同様に外します。
本体下部には目隠しされたビスが3点ありますのでこちらも外していきましょう。
左右のカバーも外していきます。富士通ゼネラルのZSシリーズは左右のカバーは2枚構造になっています。止まっているビスを外して取り外します。
富士通ZSシリーズでは左側面部分のモーターがある部分を完全に外していきます。
富士通ゼネラルのZSシリーズではこの部分の取り外しができるかどうかがミソとなります。
右側の基盤とVA線のユニットを外します。
お掃除ユニット部分は端をビスで複数点固定されているので全て外していきます。
内部のアルミフィンが見えてきました。
お掃除ユニットはそのまま取り外します。
外す際に配線が引っかかる場合はその配線を基盤から外していきます。
取り外したユニットです。
続いて2枚ある上のフラップを外していきます。
フラップの駆動部をひねるようにすると外れます。
もう一枚の下のフラップはこの段階では外すことができません。
では先ほどの左側のモーターを外していきます。
左に上下フラップ用のステッピング-モーターが2つ、下部に左右のフラップ調節用のステッピングモーターが一つあります。すべてのビスを外します。
全てのモーターを外したら写真の部分のビスを外します。
モーターは固定部分から外していくので固定されているインシュロックはカットして外していきます。
モーターが固定されていたパーツは取り外すことができます。
この部分を外すことで取り外せなかった2枚あるうちの下のフラップを外すことができるようになります。
同様に向かって右側のステッピングモーターも外していきます。
取り外したモーター、カプラーは水に濡れないようにビニールなどでまとめて養生します。
エアコンのドレンキャップを外します。こうすることで丸洗いした水が抜けやすくなります。
後は高圧洗浄機で丸洗いします。
水に弱い電子部品をビニールで濡れないよう工夫することでこのように本体の丸洗いが可能です。
丸洗いした後の内部です。見違えるほどにピカピカになりました。
後は逆の手順で組み上げていくだけです。