皆さんこんにちは。
福岡の生活家電専門リサイクルショップのブンダバーです。
新生活や買い替えで洗濯機を購入する際に各メーカの特徴が分かれば自分に合った洗濯機を選びやすいですよね。
今回は一人暮らし用の洗濯機を各メーカの特徴とともに詳しく解説していきたいと思います。
今回は毎年1000台以上の洗濯機の買取と販売をするリサイクルショップブンダバーが洗濯機の中で最も人気のあるジャンル、一人暮らし用洗濯機の各メーカの特徴に絞って解説します。
一人暮らし用洗濯機にはメーカによってそれぞれ特徴があり、メーカーの特色がよく表れています。
今回は一人暮らし用洗濯機の各メーカの良い点とそして悪い点も正直にお伝えしていこうと思います。
一人暮らし用の洗濯機のご購入をご検討の方は本コラムを参考にして頂けると幸いです。
それでは各メーカの一人暮らし用洗濯機をメーカのシリーズ別に見ていきましょう。
Contents
HITACHI(日立) 5Kg洗濯機 NW-50シリーズ
まずは日立からいきましょう。
HITACHI(日立)の洗濯機は頑丈なイメージです。日立の一人暮らし用洗濯機は5Kgサイズしかなく、昔からほとんど同じフォルムです。
外観の特徴としましては、少しノッポの洗濯機です。高さが100㎝近くある 一人暮らし用洗濯機 は日立のみです。
その分、幅と奥行きが若干スリムですのでやや狭めの洗濯機設置スペースで使うのに向いてます。
製品特徴としてはしっかり洗い上げる洗濯機です。力強く回り衣類の汚れをしっかりと落とします。
日立5Kg 一人暮らし用洗濯機 の良い点
日立の洗濯機の良い点は力強く回ること、しっかり汚れを落とすこと、そして海外メーカの洗濯機に比べ耐久力が高いです。要約すると頑丈な純国産洗濯機といったところでしょう。
日立5Kg 一人暮らし用洗濯機 の悪い点
日立の洗濯機の悪い点は脱水の音の大きさです。これだけは昔からずっと同じで最新モデルでも脱水の音は明らかに他メーカに比べると大きいです。
通常、他のメーカの洗濯機は完全に水が抜けてから脱水が始まりますが、日立の単身用の洗濯機のみ洗濯槽にある程度水が残った状態から脱水が始まるので回り始めの音は特に大きいです。これはモーターにもある程度負荷がかかるのではないかと思われます。
これが原因なのかはわかりませんが、洗濯槽の軸のベアリングが悪くなり異音が発することが時々あります。
しかし故障率は海外メーカに比べ非常に少ない洗濯機メーカーです。
シャープ 一人暮らし用洗濯機 GEシリーズ
シャープの一人暮らし用洗濯機の特徴はステンレスの穴なし槽ですね。
日立の5Kgサイズオンリーと比べ4.5Kg、5.5Kg、6Kg、7Kgとバリエーションが豊富なのも魅力ですね。
シャープの穴なし槽はカビの発生を抑制するつくりで節水効果もあります。
2015年あたりまでシャープの 一人暮らし用の洗濯機にはAgイオンコート機能などシャープオリジナルの機能が搭載されていましたが現在は洗い、すすぎ、脱水のみのシンプルな機能の洗濯となりました。
ファミリータイプの高級洗濯機はデザイン性に優れ、プラズマクラスターを搭載するなどシャープらしさがありますが、一人暮らし用洗濯機は海外メーカとの価格競争に対抗すべく必要な機能以外全てをそぎ落とした感があります。
価格面が大きく物をいうひとり暮らし用の洗濯機ではある程度仕方がないことなのでしょうが、シャープは家電にオリジナルの機能を付加価値として加える名人芸があるのでその特色を生かしてほしいです。
シャープ 一人暮らし用洗濯機の良い点
穴なし槽で洗濯槽を清潔に保ち節水効果も高い洗濯機をリリースしています。
動作音も特別大きいわけでなく故障率もそれほど高くはありません。
最新式のモデルにはありませんが、中古ではAgイオンコートなど衣類を消臭するシャープオリジナルの機能が搭載されているモデルもあるので中古で一人暮らし用の洗濯機をいお探しの方はシャープはおすすめです。
シャープ 一人暮らし用洗濯機の悪い点
これは2015年製以降のシャープの洗濯機によく見られるのですが、どういうわけかステンレスの洗濯槽に錆が発生します。ステンレスなので通常サビは発生しないはずなのですが層の内部から染み出すように錆が発生します。はっきりとした原因は不明です。
数は多くないのですが7,8台に一台あたりこの症状がみられます。
東芝 一人暮らし用洗濯機 Gシリーズ
東芝のGシリーズも5Kg、6Kg、7Kgとバリエーションが豊富です。
6KgサイズであればAW-6G9のように表記されます。
このモデルは東芝ライフスタイルが美的集団(中国巨大メーカ)に買収される前から東芝が作り続けてきたモデルの洗濯機で比較的故障も少なく使い勝手の良い洗濯機です。
2000年から2010年あたりまで一人暮らし用洗濯機を使われていた方はこのフォルムの洗濯機を使われていた方も多いのではないでしょうか?
この世代ではかなり売れたモデルの洗濯機でした。
価格面もリーズナブルで壊れにくく、扱いやすい洗濯機で非常に人気があります。
洗濯槽は全てステンレス槽です。
脱水の際にはじめは細かい運転を繰り返しながら本回転に移行するのが特徴で衣類が絡むのと衣類のへのダメージを抑制します。
海外メーカが日本に参入してくる以前からパナソニックやシャープ、サンヨーなどと切磋琢磨してきたモデルの洗濯機であり品質勝負の時代からつくられてきた洗濯機のため故障も少なく、安定感のある洗濯機です。
東芝 一人暮らし用洗濯機 Mシリーズ
こちらは東芝が美的集団の傘下になりリリースされた洗濯機です。
AW-45M7のように型番にMが入るモデルです。
推測ではありますがこの洗濯機は東芝が手掛けたというより、美的集団(海外メーカー)の海外モデルではないかと思います。
フタの部分のプラスチック感や内部の洗濯槽、パルセーターなどを見ると、海外製の洗濯機感があります。
コストを抑えて製造された洗濯機でハイセンスやHaier(ハイアール)などの国際的洗濯機と同額程度の価格でリリースされています。
純国産メーカの頑丈な洗濯機のように洗濯物を多少入れすぎても問題なく動く洗濯機ではない気がします。
故障はやや多く、モーターに不具合がよく出ます。
ただ商品価格は非常に安いのでイニシャルコスト重視の方にはお薦めの洗濯機です。
東芝 一人暮らし用洗濯機の良い点
以前から東芝が作ってきたGシリーズは東芝オリジナルの「絡みまセンサー」で衣類をしっかり洗い上げることのできる洗濯機です。
一人暮らし用洗濯機でこの機能は東芝しかなく、洗濯後の衣類の絡みがほとんどないので衣類へのダメージを考えると単身用では東芝がおすすめかもしれません。
洗濯後にすぐに干せるのも効率がいいです。
東芝 一人暮らし用洗濯機の悪い点
東芝の洗濯機のバットポイントは洗濯槽を軸に固定するボルトが鉄製であることです。
東芝以外のメーカではこのボルトは水で錆びないように完全ステンレス製なのですが、東芝だけがボルトが鉄製です。コスト削減の面もあるのかと思いますが鉄はいずれ錆びて劣化しますのでそこまで長く使うことは難しいかもしれません。
機械系統の故障はそこまで多くないのですが排水弁を開く「ギアードモータ」という部品が壊れやすく、排水ができないというエラーが時々あります。
Haier 一人暮らし用洗濯機 Cシリーズ
HaierのCシリーズはJW-C45AのようにJWの後にアルファベットのCが入ります。そのあとの45のような2桁の数字が洗濯容量です。この例では4.5Kgの洗濯機になります。
デザインでは白色一辺倒の国内メーカの洗濯機と一線を画す洗濯機です。
海外メーカということもあり、国産洗濯機のみ購入されてきた方には信頼性の部分で敬遠されがちですが若い方には非常に人気があります。
理由はスタイリッシュなフォルムとそのコンパクトさ。
53cm幅に設置可能なので比較的スペースの少ないワンルームでも間違いなく設置ができ、最近では静音性もしっかりしています。
機能にこれといったオプションはありませんが、コンパクトでスタイリッシュなのが最大の魅力です。
AQUA 一人暮らし用洗濯機 Sシリーズ
AQUA(アクア)はHaier(ハイアール)と同会社の別ブランドの洗濯機です。
基本的にハイアールとあまり変わりはありません。
Haierと同じように一人暮らし用洗濯機はコンパクト設計です。
AQUAは元々Haierの高級ブランドとして日本で発売されましたが、現在は一人暮らし用洗濯機ではHaier洗濯機と大差なく高級感もありません。
Haier/AQUA一人暮らし用洗濯機の良い点
ハイアール、アクアの一人暮らし用洗濯機の良い点は何といってもそのコンパクトさです。
日本のワンルームは洗濯機の設置スペースが狭い所が多く、53㎝幅で設置可能な洗濯機は重宝されます。
ハイアールは現在洗濯機の世界シェアNo.1を獲得し世界的にも信頼のあるメーカです。
Haier/AQUA 一人暮らし用洗濯機 の悪い点
やはり安価でリリースされている分、故障はやや多めです。
故障以外にもクラッチあたりから異音がするケースが多いです。
長く使う予定であれば購入時に量販店の延長保証に入ると良いでしょう。
外観のコーティングも弱いため、すぐに色の変色が起こります。
ベランダなどお外で使用される場合は2年が使用の目安となります。それ以上経過すると大体操作ボタンなどが劣化し穴が開きコントロールパネルの内部が見えるようになります。
HISENSE 一人暮らし用洗濯機洗濯機
HISENSEは2018年ごろから国内に普及し始めた中国メーカの洗濯機です。
最大の売りはその安さです。新品税込みで30,000円を切る価格帯で販売されています。
単身用洗濯機では4.5Kgと5.5Kgの洗濯容量の2種類があり、その安さから学生や単身赴任の方に人気の洗濯機です。
特に5.5Kgサイズは一人暮らしに若干ゆとりがあるサイズで単身者に人気です。
これといった機能はありませんが、5.5Kg洗えてこの価格帯の洗濯機はなかなかありません。
HISENSE一人暮らし用洗濯機の良い点
ハイセンスの洗濯機の良い点はズバリその安さでしょう。
洗濯機に余分な機能は必要ない。洗えればOKという方にはイニシャルコストの面でおすすめです。
ある一定期間のみの使用という方にかなり人気があります。
HISENSE一人暮らし用洗濯機の悪い点
ハイセンスの洗濯機は水量の自動調整が実はできないなど、現在のところあまり評判がよくありません。
まだ日本でのシェアはハイアールのように広くなく、歴史も浅いので洗濯機の性能はこれから改善されていくのではないでしょうか。
パナソニック 一人暮らし用洗濯機 Fシリーズ
Panasonic(パナソニック)の一人暮らし用の洗濯機は5Kg,6Kgの2種類があります。
NA-Fから始まる型番のシリーズが一人暮らし用の5Kg、6Kgサイズです。
パナソニックの洗濯機は非常に高品質で壊れにくいのが特徴です。
運転音も静かで申し分ない洗濯機です。他の記事でも書いていますが、パナソニックの洗濯機は故障率が他メーカに比べ圧倒的に少ないのが特徴です。
当店では故障率では日立が同じように少ないのですが、日立はドラム式洗濯機の衣類が臭くなるなど他のクレームも多く、洗濯機という製品面ではパナソニックが完璧感があります。
ひとり暮らし用では5Kg、6Kgサイズが主流となりますが、経済的にゆとりがある場合はパナソニックのNA-FAシリーズもおすすめです。こちらは運転音がドラム式並みに静かで深夜の運転も可能です。
パナソニック ひとり暮らし用洗濯機の良い点
パナソニック洗濯機、一人暮らし用の良い点は壊れにくいこと、運転音も静かなこと、内部の洗濯槽に汚れがつきにくいことです。
ひとり暮らし用の5Kg,6Kgサイズの洗濯機にはエコナビや泡洗浄のような付属機能はありませんが、使い勝手がよくハイセンスなどの海外メーカに比べると品質は非常に高く、故障率とても低いです。
パナソニック ひとり暮らし用洗濯機の悪い点
無いと言っては変ですが、パナソニックの一人暮らし用の洗濯機はほとんど悪い点は感じられません。
全てのパーツが壊れにくく、純国産の洗練されたメーカだと思います。
ヤマダ電機 一人暮らし用洗濯機
ヤマダ電機、ヤマダオリジナルの洗濯機はHERBRelaxというブランド名で販売されています。
海外メーカ並みの金額で販売されており、使えればOKという学生や新社会人に人気です。
これだけ金額が安ければ壊れやすいのではと思うのですが、実際は意外と故障率は低くお薦めの洗濯機です。
また、ヤマダ電機直販の洗濯機ですのでヤマダで延長保証に入ればなお安心です。
パナソニックや日立のように外装のコーティングは上等ではないのでベランダなどお外で使用する場合は変色と操作パネルの破損が早い段階で見られますので、専用の洗濯機カバーなどを使用されることをお薦めします。
ヤマダ電機 一人暮らし用洗濯機の良い点
とにかく安いことです。
また、当店の統計上によるものですがハイセンスなどに比べ故障率は低く、コスパを考えると優秀な洗濯機です。
ヤマダ電機の延長保証はそれほど高くないので、5年程度の延長保証に加入すればもしもの際も大手量販店がきちんと対応してくれるので安心です。
ヤマダ電機 一人暮らし用洗濯機の悪い点
やはり安価で作られている分、お外での使用には向きません。
どのメーカの洗濯機でもお外で使用すると変色と傷みが見られるようになりますが、コーティングの弱さはハイアール同様あまり上等のものではありません。
一人暮らし用洗濯機 まとめ
いかがでしたでしょうか?
ひとり暮らし用の洗濯機は各メーカによって特徴があり、壊れにくい洗濯機、品質が高い洗濯機があります。
●とにかく安い洗濯機を選ぶのであればヤマダオリジナル。
●設置場所で選ぶならコンパクトでスタイリッシュな洗濯機Haier。
●品質の面で選ぶなら①パナソニック、②日立、③東芝、④シャープの順。
本記事をまとめると大体このような感じになります。
洗濯機の買い替えや新生活で洗濯機を購入する際は本記事を参考に選んで頂けると幸いです。
今回の記事は福岡で洗濯機を買取するリサイクルショップブンダバーでした。