乾燥機能

日立洗濯機の乾燥時の異音の原因

日立の洗濯機の乾燥の異音

ドラム式洗濯機を使われている方で毎日洗乾コースで乾燥まで行う方は多いでしょう。

なかには購入時と比べ明らかに乾燥時の音が大きくなったと感じられている方は多いかもしれません。

日立の洗濯機で乾燥時に「ギーン」というような響く異音が大きくなり始めると注意です。

今回は日立の洗濯機で乾燥時に爆音とも言われるくらい大きな音が出る原因を写真と共に解説していきたいと思います。

日立の乾燥ができる洗濯機は縦型でもドラムでも異音が多い

洗濯機の乾燥時の異音

日立の洗濯機の乾燥時の異音は縦型洗濯機でもドラム式洗濯機でも非常に多いです。

当店でも買取した日立の乾燥洗濯機ではこの症状が多くみられ、厄介なことにこの修理は非常に高額修理となる可能性が高いです。

それでは乾燥時の爆音・異音の原因についてみていきましょう。

爆音・異音の原因は乾燥ファンモーター

日立洗濯機のファンモーター

日立の洗濯機の乾燥時の異音の原因はファンモーターです。

乾燥のユニットの形は違いますが、縦型洗濯機の乾燥ファンモーターもドラム式洗濯機の乾燥ファンモーターでも搭載されているモーターが全て同じです。

このモーターが脆く、場合によっては1年使用するだけでギーンと異様なくらい大きな音を発生させます。

この症状が出た方ならわかると思いますが、近所迷惑になりかねないくらい大きな音でとても夜に洗濯乾燥はできません。

日立の洗濯機の乾燥時の異音 モーター修理

日立のドラム式洗濯機

今回はこちらのドラム式洗濯機で同様の症状が発生したので修理を試みました。

日立のドラム式洗濯機はとにかく内部の構造が複雑で、ファンモーターユニットを取り出すのが非常に大変です。

たくさんのカプラーを外したり、ビスを外したりしなくてはならず、腕に覚えのある方以外はお薦めできません。

今回は分解の工程は割愛します。

乾燥の爆音・異音の原因 ファンモーター

分解したファンモーター

取り出したファンモーターです。中央が錆びているのがわかります。

ファンモーターのサビ

そのアップ画像です。

通常、乾燥時に異音の症状がない日立洗濯機のファンモーターの軸をを指先でつまんで回してみると特に抵抗もなく無音で回転します。

ですが今回のファンモーターはゴリゴリと抵抗感があり、摩擦音がします。

これが日立乾燥洗濯機の異音の原因でモーターが高速で回転するにつれて異音が大きく戦闘機が飛び立つ際のような爆音を発生させます。

モーターはこれ以上分解しようがなく、できるのは軸の部分にパーツクリーナーを吹きかけ、音の発生を抑制することぐらいです。

乾燥時の異音とモーターが錆びる原因

推測ではありますが、日立の洗濯機の乾燥ユニットのファンモーターは錆に弱い素材で作られているのではないかと思います。

ドラム式洗濯機で乾燥させる際は衣類の湿った空気を洗濯機内で常に循環させるのでファンモータは湿度の高い空気にさらされ続けます。

そうして使い続けることで蓄積された錆が徐々に多きくなりモーター本体を侵食することで最終的に異音が発生しだします。

当店でも何度か修理を試みたことがありますが、この場合はモーター交換以外で音が消えることはありませんでした。

今回もパーツクリーナーを吹きかけて音が消えるのを期待しましたが、ほとんど効果は見られませんでした。

日立洗濯機の乾燥時の異音・爆音を予防する方法

日立の乾燥洗濯機では同様の症状が非常に多いため、日立の修理に来たサービスマンに聞いたことがあるのですが、予防策としては

縦型洗濯機では水分が残ったまま内蓋を閉めないこと。

ドラム式洗濯機では乾燥しきること。

だそうです。

乾燥機能を搭載した縦型洗濯機(ビートウォッシュのような)では洗濯機のフタの中にもう一つフタがあり、それが乾燥時に水槽内の熱を逃さない働きをしています。

乾燥機能を使わず、通常のお洗濯だけ行った場合、ある程度の水分が洗濯機の内部に残ります。洗濯後に洗濯機の内蓋をしっかりと閉めたままにすると内部の水分が逃げず湿気がモーターを腐食するのだそうです。

特に脱水後に衣類を長時間入れたままにするのは良くないそうです。

ドラム式洗濯機も基本的には扉を閉めると密封空間に近い状態となりますので水分が逃げにくく、モーター腐食の原因となります。

どちらも洗濯後に蓋を開けて換気をよくするか、乾燥機能を使って洗濯機内を乾燥させることで予防に近い効果が期待できるそうです。

日立洗濯機の乾燥ユニットの交換の料金

今回のような症状でサービスマンの修理を依頼する場合、修理費は3万円以上となる可能性が高いです。

日立の洗濯機のファンモーターはそれ単体で交換はできず、ユニット毎の交換となります。ユニットとはモーターを内蔵したパーツ一式のことで内部のセンサーやヒーターなども一式交換となります。

また、ドラム式洗濯機の場合特に作業工程が複雑ですのでさらに高額となる可能性があります。

日立の乾燥機能洗濯機を使用される場合はヒーターのファンモーターが錆びやすいということを念頭にこまめに蓋を開ける、乾燥機能を多用するなど予防することが大切です。

乾燥ユニットを中古で買うこともできる

以下のサイトから洗濯機の中古パーツを購入できます。自分で修理される方におすすめです。

日立の中古パーツの購入ならRecyho(リサイコー)

中古の家電のパーツ販売ショップ・リサイコー

記事:洗濯機買取のブンダバー