リサイクル家電記事

【修理】東芝洗濯機「48L」と「コース全ランプ」交互点滅

今回は東芝の5Kgサイズの洗濯機で電源投入後すぐに水量の「48L」のランプと「コース」の全ランプ(標準・つけおき・スピーディ・ドライ)が交互点滅するエラーの修理について記事にしていきたいと思います。

今回はちょっと意外なパーツの交換で修理ができました。
同様の症状でお困りの方は本記事が参考になると幸いです。

今回記事:福岡の家電買取のブンダバー

東芝洗濯機の「48Lランプ」「コース全ランプ」交互点滅はモーター異常

今回モーター異常が出たのは東芝の5Kg洗濯機AW-5GA1です。
2022年製で1年も使用されていない高年式の洗濯機です。

電源を入れるとすぐに画像の水位48Lランプとコースの全ランプが点灯し、全ての機能が使えません。

東芝洗濯機のモータ異常となっているが

このエラーを調べてみると「モーター異常」となっています。
モーターが回転しない、もしくは回転数を検知するセンサーが壊れている場合に表示される不具合です。

モーターを交換するとなると買い替えを検討した方が良い値段となります。

この症状が出た時、まず確認しなくてはいけないのはモーターが回っているかどうかです。

実際にモーターが回ってエラーが出るのであれば、回転数を検知するセンサーの可能性があります。

画像のパーツが回転センサーです。モータからベルトの回転を伝える洗濯槽の軸の部分クラッチ機構の裏に取り付けられています。

今回は念のため回転センサーも動作品と交換しました。

洗濯前にパルセーター(洗濯槽のプロペラ)が回りエラーが出る場合はモーターの動作は問題がないが回転数を検知できていないケースが考えられます。

しかし今回は電源を入れてすぐ、モータも回らず、モーターの回転音も聞こえずモーター異常のエラーが出ているので、モーターも交換してみました。

取り外したモータは綺麗なもので目立ったダメージもありません。

動作品のモーターと交換しましたが、電源を入れると同様のエラーが表示されてしまいます。

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東芝5Kg洗濯機故障の原因は「基盤」

今回は該当するパーツを交換してみましたが同様のエラーが表示され動作しません。

考えられる可能性は基盤の故障です。

東芝の洗濯機4.2Kg~6KgのAWシリーズは10年前からずっと同じ基盤が使われているので、動作品の中古の基盤があれば交換が可能です。

今回交換するのは2014年リリースのAW-42SM(4.2Kg洗濯機)の基盤

それにしても10年以上前から同じ基盤が使われていて全くモデルチェンジしていないのもすごい事です。

東芝洗濯機モーター異常 基盤交換で修理完了

基盤を交換し、電源を入れてみると例のエラーは表示されることなく、動作も全く問題なしです。

今回はモーターやセンサーを交換という回り道をしましたが、こういった不具合が発生した場合はまず基盤を疑い、交換するのが早道です。

基盤の一部が故障していてモーターや回転センサーの信号を拾えなかったのが原因です。

モーターやセンサーは洗濯機の下部にあり、交換は慣れていない方が行うと大変な作業となります。

一方基盤はネジを数本外してカプラーを付け替えるだけで済みます。

東芝の5Kg洗濯機の基盤は操作パネルのすぐ下にあります。

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東芝洗濯機モーター異常 おわりに

洗濯機の不具合でよくあるのですが、表示されているエラーと原因が全く違うというケースが多々あります。

例えば水が入っていないという「給水エラー」が発生していても、実際は水は給水されていて、排水弁が閉まらず水が抜けていくために水が溜まらず、水が入ってこないと洗濯機が感知してエラーが表示されるなどがあります。

今回は無事に部品の交換で修理ができました。

同様の症状でお困りの方の参考になれば幸いです。