ドラム式洗濯機で乾燥ができず、衣類が生乾きというケースで一番多い原因は乾燥経路に詰まったホコリや衣類カスです。
多くの場合、洗濯機のフィルターや内部の乾燥経路を清掃することで改善されるのですが、しっかり清掃したのに乾燥後にまだ衣類が生乾きになるといった場合、見落としがちな「ファンの掃除」について取り上げていきたいと思います。
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【洗濯機ファンモーターの掃除】ファンの掃除で乾燥機能は回復する
今回はフィルターも経路もしっかり清掃したのに乾燥中に循環する風の力が弱いというケースです。
ファンというのはファンモーターのプロペラの事で乾燥時に内部の空気を循環させる大切なパーツです。
このファンが故障すると洗濯機に乾燥した空気を送り出すことができず衣類が全く乾きません。
今回はシャープのドラム式洗濯機ES-S7-WLを例に清掃の方法を見ていきます。
【洗濯機ファンモーターの掃除】ファンモーターのある場所
ファンモーターは洗濯機によって設置されている場所は異なりますが、ヒートポンプ式ではないヒーター式の洗濯機の場合は上部に設置されています。
天板を外すとすぐにアクセスできます。
天板をはビスを外すだけで簡単に取れますが、乾燥フィルターの下にもビスで固定されているケースが多いので見落とさないように外しましょう。
画像がSHARPのES-S7-WLのファンモーターです。外観はベルのようにも見えます。
【洗濯機のファンモーターの掃除】ファンモーター分解
ファンモーターのビスを全て外して2つに割ります。
上の画像はファンモータの下部です。ここにも若干ホコリが溜まっているのが見えます。
こちらが上半分、モータと一体化しているファンです。
一見そこまで汚れていないように見えますが、
ファンの隙間にかなりの量のホコリが詰まっています。
ファンの溝に大量のホコリが詰まっている場合は乾燥した空気を十分に送り出せません。この状態だと通常の出力の70%程度しかファンの能力を発揮できていない気がします。
ファンの隙間のホコリを取り出しました。
こうしてみるとかなりの量のホコリが詰まっていたことがわかります。
【洗濯機のファンモーターの掃除】おわり
ファンモーターはヒーター式のドラム式洗濯機では天板を外すだけでアクセルできるので比較的掃除が簡単なパーツです。
ファンモーターのファンがこれだけ汚れているからには乾燥経路にもかなりのホコリが詰まっていると考えられるので、まずは乾燥経路を掃除し、次にファンモーターの清掃を行いましょう。
Panasonicなどメーカによってはファンモーターを外すのがとても難しい洗濯機もあるので、基本的の洗濯機のお掃除はプロにおまかせするのが一番です。
今回の記事:福岡の家電買取のブンダバー