リサイクル家電記事

【分解清掃】日立くらしカメラ搭載エアコン白くまくんエアコン

今回分解するエアコンは日立「RAS-WBK22F」ビックカメラオリジナルモデルの白くまくんエアコンです。

自動お掃除機能を搭載し、センターに「くらしカメラ」を搭載した日立白くまくんエアコンの分解清掃のやり方を解説していきたいと思います。

全てを細かく記載すると膨大な文字数と画像になるため、ある程度分解清掃経験がある方を対象に分解の工程とやり方を記載していきます。

くらしカメラ搭載白くまくんエアコンの分解清掃1

今回分解するエアコンは自走お掃除機能付き、くらしカメラ搭載モデルの白くまくんです。

まったく分解清掃した経験がない方は難しいモデルですので手を出さない方が賢明です。

それでは分解していきます。

まずエアコンはフラップを外していきます。

外し方は真ん中の軸を外して左、右の順にフラップの突起を外していきます。

白くまくんエアコンの分解清掃2 フラップの取り外し・カバー外し

無理に外すと割れることもあります。慎重にあまり曲げすぎないように注意が必要です。

続いてエアコンは本体のカバーを外していきます。
パネルではなくエアコン本体(室内機外観全体カバー)を外していきます。

固定されているビスを全て外すのですが、わかりにくいのがビスカバーがついた下の部分です。プラスチック製のカバーが2つ、ビスが2つありますので外していきます。

カバーを外すとアルミフィンとその上にくらしカメラやフィルターなどが搭載されたユニットだけの状態となります。

エアコンの分解清掃では汚れがひどい送風ファン(黒いローラー)、アルミフィン、を中心に洗浄していきます。

その為、アルミフィンの上にあるロボット系のユニットはすべて外さなくてはなりません。

これがこの手のエアコンの非常に手間のかかるところです。

自動お掃除機能が搭載されたエアコンはお掃除の駆動部がロボットになっており基板と直接繋がっているため、基板に繋がった配線を全て取り外します。
その前に下準備。

白くまくんエアコンの分解清掃3 ホース・電線取外し

まずはエアコンに繋がっているVA線(電線)とドレンホースを外します。
VA線は画像の白い部分がボタンになっておりドライバなどを指しながら引き抜きます。ドレンホースはビスで止まっているので外して取り外します。

白くまくんエアコンの分解清掃4 アース線とサーモ取外し

アルミフィン部分の銅管にはサーモ(温度センサー)がついてます。
こちらも探して外しましょう。金具で銅管に挟んでいるだけなのでラジオペンチ等で取り外しましょう。

あわせて近くにアース線もあります。ビスでとまっているだけですのでこちらも外しておきましょう。

これらを忘れるとユニットを取り外した際に引っかかって断線することもあります。先に取り外しておきましょう。

続いてエアコン室内機の基盤を開けて配線を取り外していきます。

配線はカプラーと呼ばれる端子で基板とつながっており、つまんで取り外しができます。

白くまくんエアコンの分解清掃5 配線取外し

今回は基板についている配線は全て抜きます。

取り外す前に必ずわかるように対のカプラーにはマークやアルファベットを書き込んでおきましょう。

今回のように多数の端子を外す際は覚えているようでもいざ戻すときに分からなくなる可能性が非常に高いです。端子を外す際も基板にダメージがないように慎重に取り外してください。

基板にクラックが入ったりすると全てがダメになってしまいます。

カプラー(端子)を全て取り外したらくらしカメラとお掃除ユニット、全て取り外します。

何点かビスで止まっているだけで簡単に外すことができると思います。

エアコンのアルミフィンが出てきました。

続いてドレンパンを外していきます。

ドレンパンとはアルミフィンの下にあるアルミフィンから落ちる露を受ける部分でドレンホースに繋がっている部分です。

ドレンパンはビスなどでとまっているわけではないので上下左右に揺さぶって引き抜くことができます。

白くまくんエアコンの分解清掃6 ドレンパン取り外し

ドレンパンには電子部品、ランプ、モーター(3つ)などがついてます。

これらは水にぬれると壊れてしまうので外していきます。

エアコンのドレンパンはカビの温床ですので電子部品は全て取り外して丸洗いします。

洗浄後のドレンパンと付属されていたパーツです。

今回はこの状態で高圧洗浄機で洗浄します。
モーターには水が触れないように養生して洗浄していきます。

白くまくんエアコンの分解清掃ラスト 高圧洗浄

エアコンのアルミフィンは拡大するとフィンの間に多数の埃が詰まっています。ローラーや内部にもカビがびっしりです。

これらをに高圧洗浄機で洗浄していきます。

アルミフィンを洗浄すると真っ黒な水が出てきます。

アルミフィンとローラーを洗浄し続けて画像のような黒い水が出なくなるまで根気よく洗浄していきます。

分解洗浄後の室内機です。
新品同様ピカピカになりました。

後は乾かしてから分解した逆の手順で組上げていきます。

以上がくらしカメラ搭載の白くまくんエアコンの分解清掃になります。

日立のくらしカメラ搭載の白くまくんは基本的にすべての配線を取り外さなくてはならない為、非常に手間と時間がかかります。

ロボットタイプのエアコンの分解清掃は慎重に丁寧に時間をかけて行ってください。

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