リサイクル家電記事

アクア冷蔵庫AQR13シリーズは壊れやすい?扉の故障が多発している

みなさんこんにちは。

福岡の生活家電専門リサイクルショップ・ブンダバーです。



今回は少し前にリリースされたアクアの単身用の126L冷蔵庫、AQR-13シリーズについて記事にしていきたいと思います。

今回、記事のテーマにこの冷蔵庫を選んだ理由は、あるパーツがとても壊れやすく、リコールになるのでは?と心配になるほと故障が多いためで、それがあまり一般的に認知されていないからです。

アクア(AQUA)AQR13シリーズの冷蔵庫は冷凍室扉が壊れる

画像は折れたレールの先をリペアした写真

厳密には冷凍室引き出しを開閉する際に支えとなるレールが非常に脆いです。
その為、冷凍室に食材を入れてしばらく使うと通常の冷凍食品の食材の重みでもかなりの確率でレールの先が折れてしまい、冷凍室の引き出しが閉まらなくなり、冷凍室内の冷気が漏れる症状がでます。

こちらも同様に折れてしまい、接着剤で補修した痕があります。

ちなみに2枚は同じ冷蔵庫で左右両方のレールが同じ場所で折れてしまっています。

当店ではアクア(AQUA)AQR13シリーズを数多く買取販売をしていますが、高年式の冷蔵庫でも販売してから数か月で冷凍室の扉が閉まらないという相談を既に何件も頂いています。

ここまで多くの同様の不具合を見ると、ユーザ側の冷凍食品の入れすぎや扱い方が問題ではなく、プラスチックの強度、もしくは構造自体に問題があるのではないかと思われます。

AQUA以外でもプラスチック強度の問題がある冷蔵庫は多い

実は冷蔵庫のプラスチックの強度の問題は他のメーカーでもよくあります。

プラスチックの強度は設計されたときに作られた理論上の数値ではなく、実際に使い込まなくてはその強度は証明ができないのかもしれません。

こういったプラスチックの強度の問題はトライアルアンドエラーを繰り返して問題のない商品になっていきます。

実際に2000年代前半の三菱電機の単身型冷蔵庫はプラスチックの棚が同じように脆く、数年使えば必ずと言っていいほど内部の棚が数枚は割れてしまっていました。

現在でも吉井電機というメーカの冷蔵庫は内部のプラスチックの棚が非常に脆く注意が必要です。

三菱電機の冷蔵庫は現在、プラスチックの強度は改善されていて特に問題なく使うことができます。

アクア(AQUA)AQR13シリーズの冷蔵庫では冷凍食品はいっぱいまで詰めないこと

今回のケースではできる対処法としては冷凍食品を詰め込みすぎないことです。

冷凍食品を多く使われる方は他の国内メーカの冷蔵庫をおすすめします。

PanasonicやSHARPなどと比べて海外の白物家電は素材が非常に安価で作られているため、頑丈な国内メーカ冷蔵庫と同じ感覚で使うと故障の頻度はかなり高くなります。

アクア(AQUA)AQR13シリーズの冷蔵庫故障 まとめ

こういった白物家電の素材の強度については、なかなか把握しずらく、リサイクルショップのような他メーカーと比較できる業界でしか気づかないことかもしれません。

冷蔵庫のプラスチックパーツが割れてしまった場合は、ついつい扱い方の問題で自分に責任があるのかと思われがちかもしれませんが、そうでないケースもあります。

今回の記事のアクア(AQUA)AQR13シリーズ(126Lの冷蔵庫全て)をご購入の際は冷凍食品のストックには気を付けて使って下さいね。

今回の記事は福岡で冷蔵庫買取ショップ・ブンダバーでした。