リサイクル家電記事

エアコンの寿命は何年ぐらいか?

皆さんこんにちは。

福岡でエアコンの買取のリサイクルショップブンダバーです。

今回は年間大量の中古のエアコンを買取、販売するブンダバーが『エアコンの平均的寿命』と『寿命を延ばすコツ』、そして『エアコンの寿命でみるお薦めのメーカ』を記事にしていきたいと思います。

本当に役立つ情報なのでエアコンをご購入の方はぜひ参考にされて下さい。

エアコンの平均的寿命はどのくらいか

エアコンの平均的寿命はおよそ13年と言われています。

ただし、現在ではエアコンは13年もてばかなり長生きしたエアコンといっていいでしょう。

おそらく現在製造されているエアコン(2020年モデル)は10年以上問題なく動作する方が少ないと思います。

エアコンの平均寿命が13年と長めなのは、かなり昔に製造されて現在でも通常通り使えるような非常に頑丈な昔のエアコンも統計に含まれているからだと思います。

例えば1990年代に製造されたエアコンは購入したその年に壊れるという話はほとんど聞いたことは無く、エアコン本体も6畳程度のもので10万円以上するものがざらでした。

昔のエアコンは製品本体の重量も非常に重たかったです。

それだけパーツも高価なものを使い、昔のエアコンはとにかく頑丈でした。



現在のエアコンはモデルチェンジを繰り返していく中で軽量化し省エネとなりましたが、一般家庭で当たり前に普及するようになると熾烈な価格競争の中で製品の質(寿命)も短くエアコン価格も安くなりました。

昔のようにお掃除機能もなく冷暖房機能のみで6畳タイプが10万円で売れるのであれば現在でも非常に頑丈なエアコンが作れると思います。

現在販売されている6畳タイプのエアコンは4万円~7万円が相場となります。これはプラズマクラスターやエコナビ、ムーブアイなど各社のオリジナルの機能と標準搭載してこの価格帯です。

そもそもこの価格帯で昔と同じような頑丈で壊れにくいエアコンをつくるというのは無理な話でしょう。

現在のエアコンは問題なく10年持てば長生きしたと考えてよいと思います。

また、エアコンは10年経過したら壊れていなくても、デザインや消費電力、冷媒配管の劣化の面を考えると買い替えを検討するべきだと思います。

エアコンの寿命を延ばす方法

一番のエアコンの寿命を延ばす方法はお部屋のサイズに合ったエアコンを選ぶことです。

エアコンを購入するタイミングで一番多いのが本格的な夏が来る前ですね。

熱くなってくると我慢ができずとにかくエアコンが欲しいとなって、お部屋のサイズに合ったエアコンより安いエアコンを選ぶ方が多いです。

エアコンは主に6畳用の2.2kWと主に10畳用の2.8kWでは価格が1.8倍程度違います。

扇風機代わりの冷風があればよいという考えで10畳のお部屋に6畳タイプのエアコンを設置している方がよくいるのですが、これはエアコン寿命の面では大きな間違いです。

現在のエアコンは標準でインバーターが内蔵されており、お部屋が適正な温度(設定温度)になれば緩やかな運転に切り替えることができます。

このインバーターは2004年頃からエアコンに搭載され始めたので、昔のエアコンがとにかく電気代が高いのはこのインバーターが搭載されていないのが理由です。

インバーターがない昔のエアコンは設定温度になるまで全力で運転し続け、設定温度になれば止まる。そしてまたお部屋の温度が上がれば全力でコンプレッサーが動き出しお部屋を冷やします。

これの繰り返しが効率が悪く電気代が高い原因でした。

現在のエアコンはお部屋が設定温度になれば緩やかな運転に切り替わり、常に全力運転することはありません。運転自体も省エネ運転できますのでエアコン本体にも無理がなく、電気代も安いです。

ただ唯一例外があるとすれば、いつまでたってもお部屋が設定温度にならない場合です。

6畳用のエアコンが夏のカンカン照りの中、10畳のお部屋を完全に冷やしきることはできません。

その為、設定温度到達できずいつまでたっても全力運転を続けます。

現在のエアコンは昔に比べれば華奢ですから、常に全力で運転すれば故障の割合も当然高くなります。

故障はせずともエアコンの製品寿命は頑張りすぎた分、通常の適正サイズのお部屋での使用と比べかなり短くなります。

ですのでエアコンの寿命延ばす一番の方法はお部屋のサイズに合ったエアコンを選ぶことです。

他にもあるエアコンの寿命を縮める外的要因

他にもエアコンの寿命を縮めてしまう要因があります。

それは清掃を行わない事、汚れの酷い環境で使用することです。

エアコンは室内機にフィルターが取付らており、ホコリなど内部に入り込まないようにブロックしてありますが、どうしても完全にはすべてをブロックすることはできません。

年月を重ねるとフィルターを通過したホコリが内部のアルミフィンの間に入り込み詰まっていきます。



また、厨房や喫煙環境で使用されるエアコンはフィルターではブロックできない油やヤニがアルミフィンに付着してそこにホコリなどが混じりアルミフィンの隙間に完全に異物が埋まってしまいます。

こうなるとエアコンは熱交換した冷気を十分に送り出せなくなり、効率を非常に落とします。

エアコンがガス抜けや故障で冷えないと思っていた方がエアコンのクリーニングをしただけで劇的に改善したという話もよく聞きます。

エアコンは定期的にフィルターを掃除し、できれば年に一度は専門業者に室内機の内部洗浄を依頼しましょう。

エアコン寿命でみるお薦めのメーカ

エアコンでは「パナソニック」と「ダイキン」が群を抜いて壊れにくいと思います。

最近、カンボジアに日本の中古エアコンが大量に輸出されカンボジアで再リユースされているのですが、現地でも壊れにくいと評判で人気なのが「パナソニック」「ダイキン」「三菱」の3メーカです。

メーカに対する先入観もない外国でもはっきりとした結果があるんですね。

人気がないのが「シャープ」と「東芝」、意外なのが「日立」です。

また、本当にエアコンを長く使いたいと思うのであれば、1度や2度のパーツの故障は仕方がありません。

そういった面でおすすめできるエアコンのメーカは『三菱電機』です。

三菱電機はエアコンの部品の保管期間が他メーカに比べ非常に長いです。

製造されてから10年経過したエアコンが故障し、修理依頼をしたところもうパーツがなく、修理ができないと言われてしまうことはよくあります。

そういった場合は諦めて買い替えしか選択肢はありませんが、三菱だけはよほど古くない限り修理対応が可能です。

エアコンの寿命 まとめ

エアコンの寿命は平均で13年です。

ただしこれは昔の頑丈なエアコンも含まれますから現在のエアコンでは10年持てばよい方でしょう。

エアコンの寿命を最大限に伸ばすには環境が大切です。

お部屋のサイズに合ったエアコンを選ぶこと。

エアコンは定期的にクリーニングすることで緩やかな、本体に無理のない運転が可能です。



エアコンに無理をさせないことがエアコンの寿命を延ばす唯一の方法です。

今回の記事は福岡でエアコン買取のブンダバー

でした。