リサイクル家電記事

冷蔵庫を安く処分する方法【福岡】

冷蔵庫は処分の際、「家電リサイクル法」によりリサイクル料金の支払いが義務付けられており、冷蔵庫の処分の際はリサイクル料金(法律で定められた決まった金額)と収集運搬費(業者の引取りにかかる金額でこちらは各業者が決めています)が必要となります。

この記事では冷蔵庫の処分の際にできるだけ安く処分する方法を解説します。
リサイクル料金はどこでも同額ですが、引き取る際の収集運搬費は異なり、また、海外リユース商品として扱うことでまったく支払いなく譲渡ができる可能性もあります。

冷蔵庫の処分の際の家電リサイクル料金とは


リサイクル料金とは最終的に処分する際にかかる商品を再商品化するための料金、正式名称で「特定家庭用機器再商品化法」で定められた料金のことです。

そもそも家電リサイクル法とは最終処分場の建設が地元住民の反対などで厳しくなってきたこともあり、極論で言えば特定の家電を粗大ゴミのように埋め立てるのを防止するための法律です。(もちろん環境汚染を防ぐ目的もありますが)

この家電リサイクル法ができるまでは冷蔵庫は最終処分場で埋め立てゴミとして扱われてきました。

現在は可能な限り資源として再生するため、金属やパーツを分解して各メーカが引き取っています。

この記事を進める前に家電リサイクル法違反について少し解説しなくてはなりません。

主に家電リサイクル法違反とはこの法律に違反し、埋め立てゴミとして扱う場合をいいます。

ですのでその家電をリサイクルショップに売るのはもちろん、場合によっては海外に貿易品として輸出するのは家電リサイクル法違反ではありません。

ではそれを踏まえた上で冷蔵庫を安く処分をする方法をみていきましょう。

冷蔵庫は故障品か動作品か

冷蔵庫は動作品か故障品かによって処分の仕方はまったく異なってきます。

冷蔵庫が動作品の場合

冷蔵庫が動作品の場合は売ることを考えましょう。

ショップによって基準はありますが、大体製造から5年以内が目安となります。

但しそれは法律などで定められたものではなく、ショップ側の基準であって、5年以上経過していて買取するショップはある可能性があります。

福岡でいうとブンダバーでは製造から10年まで(一部年式は持ち込みのみ)冷蔵庫は買取、もしくは無料引取りができます。

リサイクルショップ ブンダバー

どこのショップも口を合わせたように必ずしも5年以内の冷蔵庫しかリサイクルショップは買取しないわけではありません。

地域によって異なりますが、メジャーなリサイクルショップは基準が大体5年で統一していますが、その分野に特化したリサイクルショップや個人のショップはそれよりも長い基準で買い取り基準を見ているケースもあります。

大手リサイクルショップがそうだからという理由であきらめるのは得策ではありません。

大手だからこそ、各チェーン店で厳しく規則を守り、不良在庫を減らすため余裕のある基準を設けています。

200円でも100円でも売れるのであれば売ってしまいましょう。

もちろん無料回収でも処分費を支払うよりずいぶんマシです。

ですがさすがに製造から10年以上経過する冷蔵庫は買い手は付かないでしょう。

個人売買のインターネットサイトでも譲ることができなければ故障品扱いとしましょう。

冷蔵庫が故障品の場合

冷蔵庫が故障品の場合は基本的には家電リサイクル法に従った処分方法が冷蔵庫を捨てる際の唯一方法です。

ただしそれは廃棄物として捨てる場合の話です。

修理して使う分は家電リサイクル法に違反はしないですし、海外の誰かに寄付する際も違反にはなりません。

日本の冷蔵庫は品質が高いため、カンボジアなど発展途上の国々では実は非常に人気があります。

日本で冷蔵庫を買い取り、海外に冷蔵庫を輸出している業者もいますのでそういう業者に持ち込んで買い取ってもらう方法もあります。

こういった業者は冷蔵庫は壊れていても買取します。それはなぜかというと冷蔵庫を輸出した先に修理する技術者がいて修理することを前提で買取をしているからです。

そのかわり買取金額は安く250Lの冷蔵庫で100円程度だったりします。

つまりは壊れている冷蔵庫を安く買って、安い人件費で修理して現地で販売するビジネスモデルです。

実はこのビジネスモデルは古くからあり、フィリピンでは今でも日本のブラウン管テレビを買取し、現地で修理して中古テレビとして販売されています。

海外に輸出される冷蔵庫は壊れていてもOKですが、修理して販売されるため、部品の欠品や目立つ凹み傷などがある場合は引き取ってくれません。

このあたりは結構シビアですので注意してください。

また、年式にも基準があります。冷蔵庫は大体が製造されてから15年ぐらい前までの長い期間を見ているのでそこまで古くなく、内部のパーツの欠品や目立つ傷などなければ小額ながら買い取ってくれる可能性があります。

ただし、ネックになるのはご自分で持ち込まなくてはいけないことです。

海外リユースの業者は出張での買取や引き取りは一切していません。

お持込ができるのであれば株式会社浜屋さんがおすすめです。

株式会社浜屋
各営業所一覧はこちらから
http://www.hamaya-corp.co.jp/access/index.html

電気屋さんに冷蔵庫を引き取ってもらう

電気屋さんに引き取りに来てもらう

電気屋さんも家電リサイクル法に従い冷蔵庫を引き取っていますが、基本的には買い替えの際の古い冷蔵庫が対象となります。

冷蔵庫の処分だけの場合は(特に繁忙期であれば)なかなか対応してくれないのが実情です。

また、買い替えではない冷蔵庫の収集運搬費は非常に高いです。

買い替えの際は500円程度の費用が処分だけの引取りの場合は3,000円以上必要となり、また時間指定もできず前の日になって到着のおおよその時間が分かるのでせっかくの休日がプランが立てられないということもあります。

電気屋さんに持ち込む

電気屋さんに持ち込むという方法もあります。

少し以外かもしれませんがせっかく持ち込んでも家電リサイクル料金と別に「収集運搬費」が1点に付き1,000円(税別)程度必要となります。

これはこの電気屋さんから指定引取り所までの運送費です。

ですが、時間指定もできず、収集運搬費が高額となるので自分で持込できれば時間のロスと出費を抑えられます。

大手電気量販店が主に窓口となっています。

福岡市ではヤマダ電機がおすすめです。

繁忙期の3月4月は持ち込みでも対応してくれない家電量販店さんもあります。

理由はストックができないためです。

持ち込む前にお問合せしてみてください。

冷蔵庫を指定引取り所に持ち込みする

これはなかなか敷居が高いかもしれませんが、一度やってみると意外と簡単で、家電リサイクル法で処分する際は一番安上がりな方法です。

費用は家電リサイクル料金と自分で運ぶ労力とガソリン代だけです。

郵便局で家電リサイクル券を入手して支払いをする

郵便局にいって「家電リサイクル券」をもらいましょう。

家電リサイクル券に冷蔵庫のメーカーやサイズなど記載して(これが慣れていないと非常に面倒くさいです)郵便局で料金を支払います。

家電リサイクル券の商品に貼るシールをはがし持ち込む冷蔵庫に貼り付けます。(向かって右側面上部)

あとは近くの指定引取り所に持込するだけです。

指定引取り所は「RKC」という家電リサイクル券センターのホームページより最寄の指定引取り所を検索してください。

お昼の12:00-13:00がどこもお昼休憩なので時間に注意してください。

持ち込んだらスタンプを押してもらってデータ処理をしてもらい控えをもらって終了です。

冷蔵庫を安く処分する方法【福岡】まとめ

いかがでしたでしょうか。

以上が冷蔵庫の処分の方法でした。

なかには意外な方法もあったかと思います。

冷蔵庫の処分の際は売れるならば自宅に取りに来てもらって買い取ってもらえれば一番いいです。

処分の際は自分で運べるのであれば安上がりですが、取りに来てもらうと収集運搬費が高いです。

冷蔵庫の処分の際は早めの準備で一番自分にあった方法で処分しましょう。